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40代からのEyeケア <第4回>ものを見るときに使う筋肉と眼の疲れ

ものを見るとき、眼球内部の筋肉およびその周囲の筋肉が互いに共同して働いていますが、その働きの多くは無意識下で行われています。それぞれの筋肉や、筋肉と繋がっている神経の仕組みを知り、目が疲れるメカニズムを理解しましょう。

毛様体筋と目の疲れ

第1回でも紹介したように、ピントを調節する際に働いている筋肉が毛様体筋です。毛様体筋が収縮、または弛緩することによって水晶体の厚さが調節され、網膜の上に像を結ぶことができる仕組みになっています。この仕組みを逆手にとることで、毛様体筋の疲れを測定する方法があります。
たとえば、水の入った2Lのペットボトルを腕を水平に伸ばして持ったとき、疲れていなければ少し腕が震える程度の人でも、疲れているときに同じことをすると、腕がブルブルと大きく震えます。

図1

図1

毛様体筋も同様に、疲れたときにはこのブルブルが大きくなります。すると、その震えに連動して水晶体の厚さが変化します。この水晶体の厚さの変化を連続して測定することで、毛様体筋の緊張の度合い(調節微動と呼ばれています)を計測できるというわけです。
実際に毛様体筋の緊張度合いを測定した結果が下のグラフです。8段階の距離で視標を見てもらっており、横軸が視標までの距離を、縦軸がピントを合わせている力の大きさを表しています(注:縦軸が緊張度合いを示しているわけではありません)。そして、肝心の毛様体筋の緊張度合いは色で表されています。赤に近づくほど、毛様体筋が緊張していることを示しています。

グラフ1

グラフ1

毛様体筋は筋肉の一種ですので、収縮し続けると疲労し、筋肉が緊張した状態が続くようになってしまいます。この対策としては、毛様体筋が緊張し続けないようにすることです。例えば、パソコン作業の際に、10分おきに5秒程度、遠くのほうにピントを合わせてやるだけでも、毛様体筋の緊張が開放されるようになり、疲れが溜まりにくくなります。

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