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第1回でも紹介したように、ピントを調節する際に働いている筋肉が毛様体筋です。毛様体筋が収縮、または弛緩することによって水晶体の厚さが調節され、網膜の上に像を結ぶことができる仕組みになっています。この仕組みを逆手にとることで、毛様体筋の疲れを測定する方法があります。
たとえば、水の入った2Lのペットボトルを腕を水平に伸ばして持ったとき、疲れていなければ少し腕が震える程度の人でも、疲れているときに同じことをすると、腕がブルブルと大きく震えます。
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毛様体筋も同様に、疲れたときにはこのブルブルが大きくなります。すると、その震えに連動して水晶体の厚さが変化します。この水晶体の厚さの変化を連続して測定することで、毛様体筋の緊張の度合い(調節微動と呼ばれています)を計測できるというわけです。
実際に毛様体筋の緊張度合いを測定した結果が下のグラフです。8段階の距離で視標を見てもらっており、横軸が視標までの距離を、縦軸がピントを合わせている力の大きさを表しています(注:縦軸が緊張度合いを示しているわけではありません)。そして、肝心の毛様体筋の緊張度合いは色で表されています。赤に近づくほど、毛様体筋が緊張していることを示しています。
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毛様体筋は筋肉の一種ですので、収縮し続けると疲労し、筋肉が緊張した状態が続くようになってしまいます。この対策としては、毛様体筋が緊張し続けないようにすることです。例えば、パソコン作業の際に、10分おきに5秒程度、遠くのほうにピントを合わせてやるだけでも、毛様体筋の緊張が開放されるようになり、疲れが溜まりにくくなります。
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