
屈折異常のない眼を正視といいます。正視は遠くから来た光が、ピント調節を行わなくとも網膜上に像を結ぶ状態の眼です。正視の眼でも、本を読むときなど近くを見るときは毛様体筋を緊張させ、ピント調節を行っています。(図1)
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これに対して、日本人に多いのが近視です。近視の人の眼球は前後に長いため、遠くから来た光は網膜の手前で焦点を結んでしまい、遠くがはっきりとは見えません。
一方で、近くを見るときはピント調節をあまり行わなくてもピントが合うため、軽度の近視は正視と比べて、本を長時間読んでいても疲れにくい眼なのです。(図2)
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逆に、眼球が前後に短い眼を遠視といいます。遠視は、視力検査では1.5や2.0などの高い値が出ることが多い眼です。しかし、ピント調節を行わない状態では、遠くから来た光は網膜の奥で焦点を結んでしまいます。そのため、遠くを見るときでもピント調節を行っています。
遠視の人が近くのものを見るときは、更に毛様体筋を緊張させ、水晶体を分厚くしないとピントが合いません。そのため、近くのものをみるときは、近視や正視の人の眼と比べて眼が疲れやすいのです。(図3)
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若いうちはピント調節機能が十分にあるので、遠視の眼でもそれほど問題になりませんが、加齢に伴って水晶体は硬くなり、近くにピントを合わせられなくなってきます(詳しくは第1回参照)。 「自分は眼が良いのだからメガネなんていらない!」と意地をはらず、近くを見ると疲れるようであれば凸レンズで毛様体筋の負担を減らし、眼を疲れにくくしてあげましょう。(図4)
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